『この地に生まれた誰もが、
命の課題をひとつずつ解きながら
傍らに積み重ねてゆく。
生きるとは、積むこと。そして…深まること。』
今年の作品展「DEEP」の案内状に冠した文章です。
お越しいただいた方々の心にも、ひとつの印象を残したと好評をいただいたのですが、
私自身、自分の人生について深く考え、そして辿りついたものを表現出来た
作品展だったと思います。
また、昨年に続き、我がチェロの先生、斉藤栄一さんの
ガーデンコンサートも開催しました。
陶壁と新緑に囲まれた空間に、落ち着いたチェロの音色が
染み込んだひとときでした。
さて、自宅内での小作品展示では、初めて「置時計」を製作してみました。
モチーフには、近頃インスピレーションをもらっている「音楽」に
ちなんだものが多くできたように思いますが、私自身、とても
楽しんで創ることができましたよ。
毎年、作品をお買い上げいただいた方への「おまけ」として
小さな陶器作品をプレゼントしているのですが、
今年は「森の鈴」と題して、小さなツリーを模した土鈴にしました。
お越しいただいたすべてのお客様に、
そして力を貸してくださったすべての皆様に、
心よりの感謝を贈ります。