2015年より作品を奉納させていただくご縁を得、現在に至ります。
参道への石段を登りながら、その場に作品が息づく様を見るのもひとつの愉しみであります。
この度は新元号になった、あじさいの季節にそっと訪れました。
土から生まれたこの作品たちが、お参りに来られた方々の信仰心に寄りそい、
明日への一歩を後押しするような存在でありたいと、
私もまた、祈るのです。
古いものとアートを調和した作品。
宇宙空間のなかで、生命は産まれ、すべての生きものは何度も転生し、生まれ変わる思想…「輪廻」。
すべてのものは、その輪のなかで廻り続ける。時代も廻り続けている。信仰もいっしょである。
古いものもあれば、新しい近代的なものもある。
時代は変化するなかでも、昔から信仰が続く由加神社のご神徳(エネルギー)は、永きに渡り今も多くの参拝者に与え続けている。そのようなさまを、想いを持って描いた作品である。
空のみならず、宇宙に向かって生命のエネルギーを羽ばたかせる空鳥である。
未来永劫まで生命を守り、神社の光としても輝き続けてもらいたい。