『開闢(かいびゃく)』
1997年 女流陶芸大賞 受賞作
サイズ:100×100cm
設置場所:岡山市北区伊島北町 岡山中央病院ロビー
50代半ばに、自らの開闢…「すべてのはじまり」となった作品。
この作品において「焼き締め」の手法を選んだのは、
「朽ちてもなお、存在感を残す」と感じる、土の存在感による。
『漂流』
1999年 女流陶芸文部大臣賞(最高賞)受賞作
サイズ:100×100×50cm
アーチ上部には、人間の営みとしての朽ちた遺跡を配し、
大地に足をおろして生きているようでいて、傾いている姿を表した。
一方で、アーチからはいつも明るい空を見通すことができ、
未来への希望を託している。
『光あれ』
2000年
サイズ:280×1000cm
設置場所:岡山市北区奉還町 コウジン倶楽部エントランスホール
健康増進施設での設置に相応しく、より明るく光る大地と、
青い空をモチーフとした、広がりを感じさせる空間をデザインした。
「光あれ」とは、創世記の中で、神が世界を創ったとき、最初に発した言葉とされる。
『MA』
2002年 海外で初となったニューヨークでの個展に出展
サイズ:180×270×60cm
幼いころの記憶を手繰り寄せ、自らの原風景を日本人独特の
感性である『間』~MAとして、
漆黒にペイントした杉板と、陶板の組み合わせにより表現。
『WA』
2004年 ワシントンDC日本大使館ギャラリー
サイズ:直径180cm
「和」は「輪」となって世界を包み込む。
土と私。
こころのかたち。
『Water's Sound』
2008年 ロンドンの日本大使館ギャラリーにて
サイズ:400×150cm
陶器と水が出会って奏でる音を聴いてみたい。
水面を揺らす一滴の水のように細やかに
岩を砕く大波のように力強く、心に響いてくるのだろうか。
美しい水の音で世界が満たされる時
地球は青く平和に輝けるに違いない。
『DEEP』
2010年 春の作品展にて
サイズ:180×70×70cm
この地に生まれた誰もが、
命の命題をひとつずつ解きながら、傍らに積み重ねてゆく。
生きるとは、積むこと。
そして、深まること。
『奏でる土』
2011年 岡山天神山文化プラザ「素材をめぐる14人の方法」展出品
サイズ:300×400×400cm (可変)
地球を覆い尽くしている土は
地下から湧き上がるマグマの大きな響きや
地表を吹きわたる風のメロディや
宇宙から訪れる様々なハーモニーを吸収しているはずだ。
私が土を形づくるとき、いつも心に響き渡る音は
そんな愛しい地球の記憶なのかもしれない。
愛する土で 大好きなチェロの美しい音色を 奏でてみたい…。
『Skip』
2011年 春の作品展にて
サイズ:180×150cm
あなたは誰とスキップしたいですか?
彼、彼女、それとも…風?
軽やかに しなやかに、レッツ、スキップ!
『MY ROAD』
2014年 春の個展にて
この地に誕生したときから、カウントダウンは始まる。
数字に拘束され、時の中で生きていく。
原点から始まり、点をつなぎながら
私たちは、それぞれのマイ・ロードを創っていく。
『じゆうじざい』
2015年 春の作品展にて
サイズ:180×180cm
自由に空を飛ぶ鳥のように
自在に輝く光のように
じゆうじざい
『Flower planet』
2016年 春の作品展にて
花の惑星が忽然と目の前に出現したら、
どんなに素晴らしいでしょう。
宇宙人になった気分で花畑を歩いてみませんか?
地球上の煩わしいことも吹っ飛ぶかもしれません。
Flower planet
『由加神社参道モニュメント 輪』
2016年 1月 由加神社参道モニュメント
由加神社参道に新しい風の流れが加わりました。
輪輪(りんりん)と神の力が広がりますように。
輪
『soyogi』
2018年 春の作品展にて
重い荷物をそぎ落とし
風と一緒に 龍の背中でそよぎませんか?
※現在は由加神社に展示されております
soyogi
『soyogi』
2018年 春の作品展にて
時には雲の波。時には水の波紋。
自然にそよぎ、自然を切り裂き、
自らの形を残すもの。
その名は、風。
「soyogi」より
『SIZUKU』
2019年 春の作品展にて
雫は 雨となり すべての命を守り
涙となって 喜びや悲しみを そっと包んでくれる
『Shining Life〜命の輝き』
2020年 岡山中央病院 新東館モニュメント
命の輝き
地球上のすべてのものは光や水に恵まれ
輝きながら命をつないで行く
Shining Life